キツツキが木を突付く意外な理由
キツツキは言わずもがな木の幹をトントントントンと突付いている姿がとても印象的です。この木を突付く様子は「ドラミング」と呼びます。これにはどういった意味があるのでしょうか。
キツツキはなぜ木を突付く?
キツツキは漢字では「啄木鳥」と書きますが、これは「木を啄(ついば)む鳥」という意味です。ドラミングには様々な意味があります。
- 求愛行動のため。
- 縄張り意識のため。威嚇行動など。
- 木の内側にいる虫を食べるため。
キツツキは種によって異なりますが、木の実や昆虫、鳥の雛など、肉食に近い雑食であることが確認されています。キツツキは頭蓋骨の周りにグルリと収納された長い舌を使い、木の内側にいる昆虫や幼虫などを捕食します。この木の内側にいる何の昆虫を狙っているかというと、一般的に鳥類が食べるような甲殻類や何らかの幼虫ではなく、意外にも蟻(アリ)を捕食しているのです。