ジョーカーを抜くのになぜ「ババ抜き」と呼ぶ?
同じ数のカードを2枚揃えて抜いていき、最後にジョーカーのカードが残ってしまったプレイヤーの負けとなる、トランプの最もオーソドックスなゲームルールであるババ抜き。ジョーカーの絵柄はどう見てもお婆さんという感じではないのに、なぜ「ババ抜き」と呼ぶのでしょうか。
本来のルール
本来のババ抜きは、ジョーカーを使わずに女性であるクイーンのカードをジョーカーの役割としてプレイされていました。
ババ抜きは海外では「Old Maid(オールドメイド)」と呼びます。オールドメイドは「適齢期を過ぎた独身女性」を指す言葉であり、最後に残ったクイーンは一組になることができない=結婚できないことを意味していたのです。
現在のババ抜きでは、クイーンの代わりにジョーカーが使われるようになりましたが、クイーンを含むいずれかのカードをランダムに抜いて、終盤までどのカードがハズレのカードか分からないかけひきが楽しめる派生ルールを「ジジ抜き」と呼ばれ、楽しまれています。