バナナの木は、本当は草である
バナナが実る植物は、高いもので10mにもなる植物です。一見すると木のように見えますが、実は多年草の草なのです。
バナナの正体
バナナはショウガ目バショウ科バショウ属の多年草で、300種以上もの種類が存在すると言われています。種によっては毒を有するものもあります。草ということから、正確には果物ではなく、野菜の仲間であるという見解もあります。
ほとんどの品種は品種改良によって種が無くなっていますが、本来の野生のバナナはしっかりと種が存在します。種がないのにどうやって次のバナナがなるのか不思議ではありますが、収穫した後は根本を切り倒すことで、その根本からまた新しい芽が出てバナナがなるのです。
日本ではバナナの果肉を食することしかしませんが、海外では草の繊維は布などに利用され、茎の部分は家畜用の餌としても用いられます。