みたらし団子はなぜ「御手洗(おてあらい)」と書くのか
甘い醤油ダレがかかった串に刺さった丸い団子の事を「みたらし団子」といいます。漢字で書くと「御手洗団子」と書くのですが、御手洗(おてあらい)つまりトイレと何か関係があるのでしょうか。
今回の雑学では、御手洗団子の発祥についてご紹介します。
みたらし団子の発祥
みたらし団子が初めて売りだされたのは、京都市にある下鴨神社の境内にて参拝に訪れた人たちに販売されました。串に団子が4~5つ刺さった形の由来は、境内にある御手洗池(みたらしの池)で水を汲んだ際、ポコッと浮き出てくる水泡が並ぶ様子を見て思いついたのだとか。
ちなみに神社でいう「御手洗(みたらし=おてあらい)」とは、参拝者が神仏を拝む前に水で手や口を洗い清める所です。
トイレの事を「御手洗(おてあらい)」といいますが、これは便所という言葉を使いたくない場合に用いられる用語として、用を足した後は手を洗うことから「御手洗」と呼ばれるようになりました。
「みたらし団子=御手洗=トイレ」という全てがイコールで繋がる構図には結びつかないのです。