野球は屋外でプレイするスポーツがゆえ、野生動物が乱入してくるというアクシデントが想定されています。公式ルールブックには、野鳥によってボールのゆくえが左右された際のルールも、しっかりと記載されているのです。

野生のプレイヤー

鳥にボールが当たった際のルールは、どのタイミングでボールが当たったかによって分かれます。

ピッチャーが投球したボールがバッターに届くまでの間に鳥に当たってしまった場合、そのボールはボールデットとなり、ノーカウントでやり直しとなります。近年では2001年の大リーグでの試合中に、ピッチャーが投げたボールがハトに直撃するというアクシデントが発生しています。

次に、バッターがボールを打ち返した後に、空中で鳥に当たってしまった場合、これはボールインプレーとして判定され、プレイは続行されます。つまり鳥に当たってホームランになってしまったとしても、鳥に当たったおかげでボールをキャッチできたとしても、通常通りのルールが適用されます。

難しいのは内野手がボールを手にとってから、ベースへ送球した際に当たってしまったらどうなるかです。この場合はその都度、審判の判断に委ねられるとのことです。