ゴッホといえばオランダが生んだ天才画家。『ひまわり』や『夜のカフェテラス』などの絵画は誰しもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。しかしゴッホは生前、たった一枚の絵画しか売れませんでした。

今回の雑学では、そんなゴッホの雑学をご紹介します。

フィンセント・ファン・ゴッホの生涯

フルネームは「フィンセント・ファン・ゴッホ」といいますが、ゴッホが苗字だと思っている方が多いようですが、正確にはファン・ゴッホが苗字にります。

彼は1853年に生まれ、1890年までのわずか37歳にしてこの世を去りました。彼が美術作品を手がけていたのはその内のたった10年。この短い期間に、、油絵約860点、水彩画約150点、素描約1030点、版画約10点を残し、スケッチ約130点の合計2100点以上もの絵を残しているのです。

しかし生前に売れた絵は、死ぬ直前に描かれた『赤いぶどう畑』だけだったのです。販売価格は当時の値段で400フラン。現代の日本円に置き換えるとおよそ10万円ほどと、比較的安価なものでした。

ゴッホの死後、彼の作品は回顧展や伝記の出版を機に瞬く間に世界中に広まっていき、絵画の値段も爆発的に高騰したのです。