骨は常に作り変えられている
成長期で骨が大きくなる痛さは誰しもが経験した事があるでしょう。成長期が終わり、大人の大きさに骨が作られると、人間の骨格は完成する。と思われがちですが、実は違います。骨は毎日のように作り変えられているのです。
健康な骨を維持するメカニズム
人間の骨は重力を受けていないと正常を保てません。宇宙飛行士が地球に帰還した頃には、足が細くなっているという話はよく聞きます。重力を受けていたとしても、骨は使わないとどんどん細くなってしまいます。
健康な人の骨でも、毎日のように骨は作り変えられています。骨には破骨細胞という、骨を壊す細胞によって古い骨の組織が吸収されます。破壊が終わると、骨芽細胞という、骨を作る細胞がコラーゲンを付着させ、血液によって運ばれてきたカルシウムがコラーゲンに結びつき、新しい骨が誕生するのです。
このように常に骨は作り変えられ、成人でも3年で全く新しい骨へと作り変えられるといわれます。