カルシウムは骨を強くする大事な栄養素です。日本人のカルシウム摂取量は世界でもトップクラスに低いです。カルシウムが足りないと、骨がスカスカになる骨粗しょう症を始めとし、高血圧・動脈硬化・糖尿病・アルツハイマー病など様々な生活習慣病を引き起こします。

カルシウムの上限量

ビタミンなどの栄養素は過剰に摂取してしまうと、逆に身体に害を与えてしまう可能性があります。しかし日本人は欧米諸国などの先進国に比べると、その摂取量はたったの3分の1しかなく、取りすぎて悪いことはないと言われます。

厚生労働省が定めるカルシウムの一日の摂取上限量は2300mgであり、牛乳でこれを補おうとすると2リットル以上飲む必要があり、とても現実的ではありません。

カルシウムは乳製品の他に、大豆製品や小魚、海藻や緑黄色野菜に多く含まれているため、バランスの良い食事を心がけていないと、日本人はどうしてもカルシウム不足に陥ってしまうのです。