笑い」は楽しい時に現れる表情や感情の変化であり、数ある生き物の中でも人間だけが得ることができた特殊な感情です。基本的には楽しいと感じた時に出る「笑い」という感情は、相対する「恐怖」という感情に似ているとされます。

笑いの感覚

心理学の目線でみると、「笑い」も「恐怖」も感情が高ぶった状態であるといえます。そしてこの高ぶった感情の状態で、自分に対して危害がない状態だと判断されると、笑いになるとされます。例えば極めて怖い体験をした場合、恐怖を感じながら笑い声がでてしまうという場面があります。これも、笑いと恐怖が感情的に似ているからなのです。

また、笑っている人を見た時に幸せの感情を抱くことが多いです。例えば子どもの笑顔がそれに当たります。しかし無機質なものや無感情な笑顔を見た場合、それは恐怖心へと変わりやすいとされます。例えばピエロの笑顔や、ロボットの笑い声などがそれに当たります。

つまり「笑い」にもポジティブなものとネガティブなものに分類できるということです。