路線や上り下りによって差はありますが、都心では毎日のように通勤のために電車の乗車率が200%近くを推移しています。特に最も混雑するのは4月というデータがありますが、その原因は何でしょうか。

4月の通勤ラッシュの原因は?

フジテレビの朝の顔である『めざましテレビ』の調査によると、最も通勤ラッシュで混み合うのは4月であると結論付けました。通勤や通学のために電車を利用する客が、4月に最も多いからという単純な理由ではありません。例えば半年後に利用客が激減しているかというと、あまりそうは考えづらいです。

番組内では4月のこの混雑を「新入りラッシュ」が原因であると指摘しました。新入社員や新入生が多く乗車するのが4月であり、普段は電車を利用しない人や乗り慣れない路線を利用する人、就職や進学のために上京してきた人など、数多くの乗客がこれらの条件に当てはまるはずです。

皆さんなら普段乗り慣れない路線で、確実に目的の駅で下車したい場合はどうするでしょうか。混雑した車内でいつでも行動できるようにドア付近で立ち止まることが多いでしょうが、これが逆に電車内の混雑を生んでしまうのです。

ドア付近に多くの人が密集することで身動きが取りづらくなり、結果的にスムーズに乗降車が行えなかったり、ドアに荷物を挟んだりなど、遅延に影響する原因を作りやすくなってしまうとのことでした。