元々は工事現場で使われる資材のうちの一つで、汚れから守るため、ホコリが飛ばないように、雨風からしのぐため、部分的な屋根代わりになど、様々な用途で使用されています。その利便性から、レジャーシートの代わりとしても使われるなど、その汎用性は高いです。ブルーシートはその名の通り青い色をしていますが、なぜ青くなければいけないのでしょうか。

ブルーシートが青い理由

そもそもブルーシートとはポリエチレンなどの合成樹脂製で出来たシートのことです。このシートに防水加工を施し、当初は「万能シート」などの商品名で発売されていました。しかしこのシートの色のほとんどが青色だったために「ブルーシート」という名が一般的に広まったのです。ちなみに英語では「タープ」と呼ばれ、ブルーシートという名称は日本国内だけで通じる和製英語です。

この合成樹脂シートになぜ青色の塗料が使われたのかには様々な理由があります。

  • 空や海の色に近いため景観が崩れない
  • 青色の顔料が一番安かった
  • 爽やかな色である

この中でも最も有力とされるのが、意外にも「爽やかな色だったから」という説です。

ちなみにアメリカではシートの色によって厚みと強度が決まっているため、用途によって選びやすくなっています。