香典を包む際のマナー
冠婚葬祭は人との付き合いの上で切っても切れないものです。結婚式などのおめでたい席でもマナーは重要ですが、葬式などの席ではマナーに細心の注意を払う必要があります。そんな葬式で欠かせない、香典を包む際のマナーをいくつかご紹介します。
香典のマナー
地域や宗派によって細かなマナーやルールは変わってきますが、ここでは一般的にいわれているマナーについてご紹介していきます。
包む金額
香典を包む際の金額は奇数が良いとされています。これは偶数は「割り切れる」というところから、「故人とこの世の関係を切ってしまう」という意味が含まれるからと言われます。また、陰陽道では奇数が陽、偶数が陰になるからという考えもあるようです。死を連想させる「4」、苦しみを連想させる「9」という数字も避けるのが最善でしょう。
新札はタブー
香典に使用するお札は、新札を使ってはいけません。これはあたかも「不孝があることが分かっていた」というところから、前もって用意していたんじゃないかと思われるためです。もし手元に新札しかない場合は、真ん中から一度折るだけでも失礼を回避する事が出来ます。
表書き
どの宗派でも故人が極楽浄土に行けるかが決まる四十九日は特に重要視されます。この日を境にして、それ以前ならば「御霊前」、それ以降ならば「御仏前」と書くのが一般的です。では四十九日当日だった場合はどちらを書けば良いのでしょうか。それは宗派や地域によって大きく異なるため、寺の住職などに聞くのが最も無難な選択と言えます。