フランスはパリにあるエッフェル塔。1889年にパリで開催された第4回万国博覧会に向けて建設が開始され、当時の技術で2年2ヶ月という驚異的なスピードで324mの鉄塔を完成させました。ちなみにエッフェル塔という名前は設計者である「ギュスターヴ・エッフェル」が由来になっています。そんなエッフェル塔ですが、冬と夏では塔にある変化が表れます。

エッフェル塔に起こる変化

エッフェル塔は鉄の塊です。鉄は温度の上昇によって膨張するため、長さが変化します。地上部分だけではなく、エッフェル塔の高さを考えると頂上付近の寒暖差は相当なものでしょう。つまり、夏は熱膨張により鉄が伸び、逆に冬は縮むのです。この事で夏と冬のエッフェル塔は、約10cmも高さに違いが出るのです。

ちなみに東京タワーや東京スカイツリーは全てを鉄材で作っているわけではない上、建設の技術力が向上したことから夏と冬の差は微々たるもののようです。