メガネの中心部にはメガネがズレないように鼻あてがあります。メガネが誕生したのは13世紀のヨーロッパとされ、当時はメガネはかけるものではなく、手で持ったりして使用されていました。日本にもポルトガルからメガネが輸入されだし、17世紀になってようやく国内でも生産が開始されました。

メガネになかったもの

その頃のメガネはフレームの両端にヒモなどを通して耳にひっかけるデザインになっていました。しかしこのデザインは外国人向けなのでした。というのも、日本人は鼻が低く、このタイプのメガネをかけるとレンズが目やまつ毛に当たってしまうのです。

そこで考案されたのが鼻あてで、レンズとの距離を置くだけでなく、メガネがしっかりと固定されることから、世界中のメガネに鼻あてが付けられるようになったのです。