日本初のスケート靴は下駄だった
フィギュアスケートやスピードスケートは西洋で誕生しました。当然、競技に用いるスケート靴の誕生も同じです。しかし日本は革靴の文化がなかったことから、下駄でスケートをしていたのです。
下駄スケート
下駄でスケートとはどういうことだ?と感じるかもしれませんが、そのままの意味なのです。日本で発祥した「下駄スケート」は、下駄の底部にスケートの刃を固定したもので、1906年に誕生しました。
下駄スケートは国内に急速に広まり、1908年2月に下駄スケートによる「諏訪湖一周スケート大会」が開催されました。
その後、現在のスケート靴のような革靴タイプのものが国内に入ってくると、下駄スケートは衰退していきますが、1950年頃まではスケート靴といえ日本では下駄スケートだったのです。