踏切でも一時停止をしなくてもいい場所がある
自動車教習所で一番最初に習うことは、安全確認や一時停止をしなければならない場所についてです。その中の一つに、踏切を横断する場合は必ず線路の手前で一時停止をし、安全を確認しなければならない、とあります。しかしこれには例外があるのです。
踏切であって踏切でない場所
東京都を走る東急世田谷線にある「若林踏切」や新金貨物線の「新宿(にいじゅく)新道踏切」では、車が線路を横断する際の一時停止は不要です。環七通りに面している非常に交通量の多いこの箇所では、車だけでなく電車も信号によって管理されています。
この踏切は交差点の一方向と平行して設置されているため、例えば南北の道路信号が青の場合は電車は停車し、東西の道路信号が青ならば電車は発車するという仕組みになっており、他の交差点と変わりがないのです。
道路交通法 第三十三条には、踏切の手前で一時停止をしなければならない旨が記載されていますが、その最後には「ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる」ともあるのです。