愉快でおかしい様子だけでなく、興味深い事柄に関しても「面白い」という言葉を使います。面白いの反対は「つまらない」ですが、実は「面黒い」というダジャレのような言葉が存在するのです。

面白いと面黒い

そもそもなぜ愉快なことを「面白い」というのでしょうか。「面」とは目の前のこと、「白い」とは明るくてハッキリとした様子を表しています。そのことから、目の前が明るくなるという意味が転じ、「楽しい」などの明るい感情を表す言葉となったのです。

そしてそんな「面白い」の反対語として「面黒い」という言葉があります。これは江戸時代にはすでに使われていたとされますが、その誕生はもちろん「白」の反対は「黒」だから、という何とも言えない理由で生まれました。この「面黒い」という言葉は、俳句や川柳などに用いられていました。