世界一背が高い動物であるキリンには、頭に2本のが生えています。キリンの角は「オシコーン」と呼ばれますが、実はこのオシコーンは2本ではなく、5本も生えているのです。

キリンの角

目立っている2本のオシコーン以外の3本は、実はそれに比べるととても小さく、皮膚の内側に埋まっているような状態になっています。場所は、おでこに1本と後頭部に2本あり、全てを合わせると5本のオシコーンが生えていることになります。

通常、動物の角は縄張り争いなどの戦闘に用いる武器でありますが、キリンのケンカは頭をぶつけ合うわけではなく、その長い首同士をぶつけあう「ネッキング」と呼ばれる戦い方をするので、このオシコーンは武器としては使用されません。

もともとは大きかった角が、進化の過程で退化したのではないかという説がありますが、詳細は不明なままです。