人間を始め、多くの動物には食べ物をそしゃくするためのが生えています。昆虫には歯がないように思いますが、カタツムリを始めとした軟体動物には「歯舌(しぜつ)」と呼ばれる歯が生えているのですが、その数が驚愕でした。

カタツムリの歯

歯舌とは読んで字のごとく、舌の上に歯が生えている状態を言います。ヤスリやおろし金を想像すると分かりやすいでしょう。カタツムリなどは食べ物を噛むのではなく、この歯舌を前後に動かしながら、摩り下ろす様に、削り取る様にして食べ物を摂取します。

歯舌は一列におよそ80本。それが何百列も連なっており、歯の総数は1万~2万本程度もあるのです。

しかも歯舌に生えてくる歯は何度でも生え変わるというから驚きです。