日本にある有名な砂漠地帯はどこでしょう?と聞かれたら、多くの人は「鳥取砂丘」と答えることでしょう。なのになぜ「鳥取砂漠」と呼ばれないのでしょうか。

鳥取砂丘は砂漠ではない

名前からも分かる通り鳥取砂丘は砂漠ではなく砂丘です。しかし砂漠も砂丘も砂で覆い尽くされた世界というイメージですが、どのような違いがあるのでしょうか。

砂漠

砂漠とは、年間降雨量が250mm以下の地域を指します。一般的には砂で覆われた地域をイメージしますが、それらは砂砂漠と呼ばれます。その他にも岩石で出来ている岩石砂漠や、土でできている土砂漠など、いくつかの種類があるのです。

ちなみに世界的に有名なサハラ砂漠を日本語に直すと「砂漠砂漠」という意味になります。

砂丘

対して砂丘とは、風によって運ばれた砂が堆積して、丘になった地形を指します。砂丘にもいくつか種類があり、鳥取砂丘は海岸にできる海岸砂丘です。他にも湖岸にできる湖岸砂丘や砂漠の中にできる内陸砂丘があります。

日本では鳥取砂丘が有名ですが、実は国内には10ヶ所以上もの砂丘が存在するのです。


砂丘は砂漠の中にも存在することから、つまりは砂漠は地域を、砂丘は地形を表す言葉なのです。