繁華街や真夜中の路上など、一人でいるところを警察官とバッタリ遭遇してしまうと、かなりの確率で声をかけられ職務質問が始まってしまいます。時間がない、急いでいるのに鬱陶しいなと思った経験のあるそこのあなた。実はこういった職務質問には応じる義務はありません。

今回の雑学では、警察官への正しい対応方法をご紹介します。

面倒な職務質問は無視することが出来る?

自分から進んで職務質問をされたい方はまずいないでしょうが、一度も職務質問を受けたことがない方、深夜に自転車に乗って警察署の前を徘徊してみたり、繁華街で大きめのリュックサックを担いで周りをキョロキョロしたりして不審な行動を取ってみましょう。まず間違いなく職務質問をされ、自転車の登録番号を確認されたり、リュックサックの中身を確認されたりします。

職務質問とは、警察官が職務上、犯罪を犯している人物もしくは犯す可能性があるかも知れない人物を呼び止めるなどして、質問を行う等の行為を指します。警察官職務執行法によると、職務質問に応じるか否かは任意であるとされています。つまり強制ではないのです。

しかしながら「拒否をするということは、何かしら怪しい理由がある」と取られ、警察官が諦めることは決してありません。最悪の場合は交番や警察署に連行されてしまいます。

任意なのに拒否すると犯罪者と疑われてしまう。任意とは一体なんなのだろうかと疑問に思ってしまいますが、職務質問から犯罪が発覚、予防されているケースは山のようにあります。自分に疑わしいことがないのであれば、素直に質問に応じましょう。そうやって日本の治安は守られているのです。

家に訪問してきた警察官の質問も任意である

現在ではあまりこういったことはありませんが、警察官が自宅へと訪問してきて、家族構成や近隣の情報などを聞いてくるケースがあります。この場合も先ほどと同様に、質問への回答は任意ではあります。しかし拒否をすると・・・後は書く必要はありませんね。

なぜわざわざ家に来てこういった調査をするのか。それは防犯の意味合いも多くありますが、万が一の災害の場合など、この家には後何人残っているはずだ。という情報によって、地震で倒壊しかけの家屋から救出できたり、火事で家屋の中に取り残された人がいるかどうかの判断が出来たりするようです。

いずれにせよ、やましいことが無いのであれば素直に協力する。これが正しい対応方法であることは間違いありません。