交通事故が原因でも事故死とならない場合がある
2019年の交通事故発生件数は38万1002件で、その内交通事故死亡者数は3215人と発表されています。医療の発達などによって交通事故死亡者数は減少の一途を辿っていますが、実は交通事故に遭って死亡したとしても、交通事故死亡とならないケースがあるのです。
交通事故死亡者数とは
交通事故死亡者とは、なんらかの交通事故に遭い、それが原因で「24時間以内に」亡くなった人のことを指します。極端な例でいうと、事故発生から25時間後に亡くなった場合は、交通事故死とは認められないのです。
前述した通り、近年では医療の発達による延命措置と、車両改良などにより交通事故死亡者数は減少しています。しかしながら体力のない高齢者になるほど、24時間以内の死亡率が高く、交通事故死亡者数の約半数は高齢者で占められています。