スイカ割りには公式ルールがある
梅雨があければ暑い夏が待っています。夏の風物詩とも言える「スイカ割り」を体験したことがある方は多いでしょう。そんなスイカ割りには、実は公式ルールがあることはご存知でしょうか。
今回の雑学では、スイカ割りの公式ルールをご紹介します。
スイカ割りといえば
海で山で手軽に楽しめるスイカ割りは、離れたところにスイカをおいて、目隠しをされたプレイヤーが手に持った棒でスイカを割りに行く。という遊びです。開始前にその場でグルグルと回転して平衡感覚を乱すことで、ゲームがより一層白熱します。
スイカ割りの公式ルール
スイカ割りの公式ルールはJA(農業協同組合)が設立した「日本すいか割り協会」によって、1991年に公式ルールが定められました。そのルールとは次のようなものです。
- スイカとの距離 – 5m~7m
- スイカ – よく熟れた国産のもの
- 棒 – 直径5cm以内、長さ1m20cm以内
- 目隠し – 日本すいか割り協会公認のもの
- 制限時間 – 3分
- 審査 – 断面の美しさ、左右の均等さなどによる減点法
- 審査員になる資格 – 年に10個以上スイカを食べているもの
これが公式なルールです。審査員になるための条件が、いかにもすいか割り協会らしいです。というのも日本すいか割り協会は、スイカの消費量を上げるために様々なPRを行ってきた協会で、役目を果たした今は既に存在していません。公式ルールだけが語り継がれているのです。
プレイ中のユニークな行為として、目隠しをされたプレイヤーが本当に見えていないかをチェックするために、目の前に一万円札を落としてみる。というチェック方法が取られているようです。目先の一万円にピクッとなってしまっては失格となってしまうのです。