東京タワーは戦車の残骸の生まれ変わり
1958年12月23日に完成した東京タワーは、東京スカイツリーが出来るまでの約51年もの間、自立式鉄塔として日本一の高さを誇っていました。今もなお、東京都のシンボルといえばスカイツリーよりも東京タワーのイメージが強い人が多いのでないでしょうか。
今回の雑学では、そんな東京タワーの誕生秘話をご紹介しましょう。
東京タワーは戦車の生まれ変わり
着工当時の経済状況から特殊な鉄を使用して建設されました。タイトルで分かる通り、その特殊な鉄とは戦車を解体したものだったのです。
使用された戦車は1953年に終戦を迎えた朝鮮戦争で使用されたアメリカ軍の戦車です。アメリカ軍は新型戦車開発の為の資金として、この戦争で使用された旧型戦車を日本に売却。一方の日本は、当時の状況で良質な鉄を入手する事が難しかったために、アメリカ軍から戦車を購入して建設用の鉄として解体。
利害が一致した契約により、東京タワーの建設へと使用したのです。