都会になるほど、駅と駅との区間は短い距離であることが多いです。例えば東京を走る山手線では500m〜2kmほどの距離で次の駅へと到着してしまいます。これでも十分に短い距離ですが、日本で最短の区間距離を誇るのは高知県にあります。

最も短い駅間

その区間は、高知県高知市を走る路面電車である「とさでん交通後免線」の「一条橋停留所~清和学園前停留所」の区間の、わずか63mです。徒歩でも1分以内で移動することが出来る距離であり、停留所から隣の停留所がハッキリと視認することができます。

1985年9月に、清和女子中学校・高等学校がこの地へと移転してきたことにより、清和学園前停留所が新設されました。一条橋停留所は廃止になるのかと思われましたが、明治時代から存続してきた停留所の廃止を地元民が反対し、そのまま残すことになったのです。

ちなみにこれは路面電車ですが、普通電車で最も駅間の距離が短いのは、長崎県佐世保市を走る「松浦鉄道」の「中佐世保~佐世保中央」間と、北九州市を走る「筑豊電気鉄道」の「黒崎駅前~西黒崎」間の200mが最短とされています。