自動車で移動中、真っ黒な雷雲が空を覆い、怒号のようなカミナリが鳴り出すと恐ろしいものです。飛行機に乗っている最中ならその怖さは計り知れないものでしょう。

車も飛行機も鉄の塊です。カミナリが落ちる可能性は十分に考えられますが、実際にカミナリが落ちるとどうなるのでしょうか。

落雷被害にあう確率

日本では年間平均20件の落雷報告が挙がっています。その内の死者数は70%ということです。つまりカミナリに撃たれても必ずしも死ぬわけではないようです。

カミナリに撃たれる確率は1/10,000,000と言われ、サマージャンボ宝くじの一等当選確率と同じ確率です。

一生のうちで当たってもおかしくない数字といえるでしょう。

カミナリは空に近いほど落ちる確率は高くなります。つまり、高い建物ほどカミナリが落ちやすいのです。

急なドシャ降りで大きな木の下で雨宿りをしていたら、木に落雷して感電死。という事例は沢山あります。

もし鉄の塊ともいえる自動車や飛行機に乗っている場合、落雷したらどうなるのでしょうか。

自動車や飛行機に落雷した場合

安心してください。このような場合でも中にいる人間には全くダメージはありません。

カミナリが自動車に落ちた場合、そのカミナリは機体の表面を滑るように移動し、地面へと流れます。

飛行機の場合は、機体に備えられている避雷針にカミナリが落ち、自動車と同じく機体表面を電流が流れるだけで、内部の人間はカミナリが落ちたことさえも気付かない程です。

もちろん墜落することもありませんし、機器系統や燃料に引火などということも起こりえないのです。