盲導犬は、目の不自由な方に付き添い、障害物や段差を教えたり、安全に歩くための手伝いをしてくれます。日常的に盲導犬の事を知る機会は多く、認知度は高いです。一方、耳の不自由な方のために「聴導犬(ちょうどうけん)」という補助犬が存在するのはあまり知られていません。

聴導犬とは

聴導犬は聴力(耳)の機能が不自由な方に付き添う補助犬の事です。火災報知機などの警報音、玄関のブザーや電話などの呼び出し音、目覚まし時計のアラーム音などを聞き分けて飼い主に合図をします。聴導犬も盲導犬と同じく、身体障害者補助犬法によってその地位が確立されてはいますが、2017年現在で国内には64頭しか存在していません。聴導犬を必要とする潜在数は1万件を超えるとも予想されています。

盲導犬だけではなく、聴導犬の認知度をもっと世に広める必要があるようです。