近年まで地震の震度は体感で測っていた
日本は地震大国です。気が付かないほど小さな地震も含めると、年間約2000回もの地震が日本の付近で発生しているのです。近年では各地で大震災も多くみられるようになり、今一度地震に対する考え方が問われています。
地震と震度
現在の気象庁が発表している震度階級は「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級となっています。全国に配置された計測震度計という自動計測機器により、震度の大きさが測定され、発表されています。
しかしこの計測震度計が導入されたのは1996年4月のこと。それまではなんと、周囲の被害状況と気象庁職員の体感で震度が発表されていたのです。
古くから地震が絶えない国としてはあまりにもお粗末なものなのでした。