プラスチックで出来た紙幣がある
日本のお札は紙で出来ています。紙幣の偽造を防ぐために世界トップレベルの印刷技術を用いて、あらゆる偽造対策が施されています。
しかし世界では、紙幣の素材そのものに手を加えて、偽造対策を施してる国が多々あります。
世界のお札の雑学をご紹介します。
素材が紙以外で出来た紙幣
その名も「プラスチック紙幣」。その名の通りプラスチックで出来た紙幣なのですが、厳密に言えばプラスチックを含んだ合成樹脂を使用しているため、ポリマー紙幣という名で広く知られています。
この紙幣は1988年オーストラリアで導入されたのが始まりで、現在では世界20カ国以上で同技術を用いた紙幣が発行されています。
中でもカナダの紙幣はデザインがとても綺麗で、紙幣の一部が透明になっていて向こう側が透けて見ることが出来ます。
それだけでなく、カナダの名産であるメープルの葉がデザインに用いられており、その部分をこするとメープルの香りが漂うという噂が流れました。しかしこの噂の真相はデマで、実際にはメープルのフレーバーなどは使用していないことをカナダ銀行が正式に公表しました。
実際にはメープルの香りがするという意見も強いので、入手できた方は是非一度お試しください。