今でこそ多くの日本人選手が活躍するアメリカのプロ野球リーグである「メジャーリーグ」は、一般的に「大リーグ」と呼称されます。この「大」とは何を指すのでしょうか?「大」と付くからには「小」もあるのでしょうか?

大リーグの由来

メジャーリーグは、別名「ビッグリーグ」と呼ばれます。この「ビッグ」を直訳して「大」となり、日本では「大リーグ」と呼ばれるようになりました。さて、ビッグリーグがあるからにはそれよりも小さいリーグが存在するのかというと、まさにその通りです。メジャーに対してマイナーということで、「マイナーリーグ」というものが存在するのです。

マイナーとはいえ参加しているチーム数はメジャーリーグを遥かに凌駕する261チーム(2020年現在)ものチームが参加しています。この全チームが一堂に会して優勝を競うのかというとそうではありません。マイナーリーグは順位をもとに7つのクラス、15のリーグに分かれています。

日本では二軍、三軍が存在しますが、メジャーリーグから数えると八軍まで存在することになり、その巨大さがうかがえます。