詰は何年も先に賞味期限が設定されているのに、きちんと密封されているように思えるペットボトル飲料などはどうしてあんなに賞味期限が短いのでしょうか。

缶とペットボトルの違い

ペットボトルに入っている食品や飲料は、大体数ヶ月先に賞味期限が設定されています。もちろん缶もペットボトルも、開封後は早めに消費することは変わりありません。ですので、どちらも未開封の状態であることを前提にします。

まずペットボトルという素材は透明という特性を持っています。このことから光による劣化を受けやすいのです。そして見た目では分からないですが、じつはペットボトルは粒子レベルで空気を通してしまっているのです。空気のせいで酸化などの劣化が進行しやすいため、賞味期限が短く設定されているのです。

それに対して缶素材は空気も光も通さないため、ほとんど劣化することがありません。そのため、賞味期限を非常に長く設定できるということです。