夏の甲子園といえば、毎年8月に開催されている全国高等学校野球選手権大会の通称です。開催100回以上の歴史があり、高校球児たちは甲子園でのプレイを夢みて日々特訓を重ねています。野球は雨天での決行が難しいスポーツであり、屋外球場である甲子園もグラウンドの整備には余念がありません。かつては恐ろしい方法でグラウンド整備をしていた記録も残っています。

驚異の乾燥法

その方法とは、グラウンドにガソリンを撒き、それを燃やしてグラウンドを乾燥させるというもの。完成当初の甲子園球場はとても水はけが悪く、雨が降ってしまうとすぐに水たまりができてしまいました。そこで考案された方法が、ガソリンを燃やしてグラウンドを乾かすといった荒技。しかし危険が伴うものの、さほど効果はないとあって、すぐにこの荒技は封印されてしまうのでした。